今更聞けない、、、そんなカタカナビジネス用語ありませんか？
ビジネスの現場では、上司や取引先の「おじさん世代」が使う独特な言葉に戸惑うことはありませんか？ 会議やメールで頻繁に飛び交うけれど、意味がよく分からず何となく聞き流してしまうことも…。しかし、こうしたカタカナビジネス用語を理解していないと、重要な場面で的外れな対応をしてしまうリスクもあります。
そこで今回は、20代のビジネスマンが特につまずきやすい「おじさんがよく使うビジネス用語」を10個厳選し、わかりやすく解説します。これを読めば、職場でのコミュニケーションがスムーズになり、仕事の理解度もアップするはずです！
上司や取引先との会話がスムーズになる
→ ビジネス用語の意味がわかれば、指示や依頼を的確に理解できる
「わかってない人」認定を回避できる
→ 会議やメールで意味がわからず黙ってしまうことがなくなる
ビジネスの理解度がアップする
→ 用語を知ることで、仕事の全体像や意図を正しくつかめる
自分もスマートに使いこなせるようになる
→ 適切に使えば、仕事ができる印象を与えられる
職場のストレスが減る
→ 意味不明な言葉に振り回されることがなくなり、仕事が楽になる
カタカナビジネス用語とは？
ビジネスシーンでは、日本語の表現を英語由来のカタカナ語に置き換えた「カタカナビジネス用語」が頻繁に使われます。これらの言葉は、外資系企業の影響や業界特有の専門用語として広まったものが多く、仕事の効率化やスマートな印象を与えるために活用されます。
例えば、「アジェンダ（議題）」「コミット（責任を持つ）」などが代表例です。
しかし、カタカナビジネス用語ばかり使うと意味が伝わりにくくなることもあるため、相手や場面に応じて適切に使うことが重要です。特に若手ビジネスマンは、知らないと会話についていけなくなることもあるため、基本的なカタカナビジネス用語は押さえておくと良いでしょう。
ビジネスマンなら知ってて当たり前！カタカナビジネス用語10選
早速よくビジネスで使われる用語を10選を解説していきます！
1.エビデンス（Evidence）
「証拠」「根拠」を意味し、ビジネスでは「裏付けとなるデータや資料」のことを指します。会議や報告の場で、提案や主張の信頼性を示す際に使われます。
- 「この施策の効果に関するエビデンスを提示してください」
- 「エビデンスのない情報は信用できない」
司やクライアントに何かを説明する際、単なる意見ではなくデータや実績を示すことで説得力が増します。論理的なプレゼンや報告を求められる場面で、エビデンスを意識することが重要です。
2.アジェンダ（Agenda）
会議や打ち合わせの「議題」や「進行リスト」のことを指します。会議の準備や進行時に、話す内容を整理する際に使用されます。
- 「今日の会議のアジェンダを共有します」
- 「事前にアジェンダを作成し、スムーズな進行を心がけましょう」
アジェンダを明確にすることで、会議の目的がはっきりし、無駄な議論を減らせます。上司や取引先から「アジェンダは？」と聞かれるケースもあるため、会議の流れを整理したリストを用意できるように、参加する会議の目的や内容は把握しておきたいところです。
3.コミット（Commit）
「責任を持ってやり遂げる」「強く関与する」といったことを指すことが多いです。目標や成果に対する責任を問われる場面で使われます。
- 「このプロジェクトに全力でコミットします」
- 「もっと成果にコミットしよう」
仕事の成果に対する姿勢を示す言葉で、「責任を持って達成する」というニュアンスがあります。単なる参加ではなく、主体的に関わる意志を伝えたいときに使います。上司が「コミットしてほしい」と言った場合、それは「本気でやれ」という意味に近いです。
4.ペンディング（Pending）
「保留」「先送り」を意味し、決定を一時的に止める際に使います。何かの対応や決定を後回しにする場合に用います。
- 「この案件は一旦ペンディングにします」
- 「予算の関係でこの計画はペンディング状態です」
重要な決定をすぐに下せない場合に使われる言葉です。ただし、何でもペンディングにすると「優柔不断」と捉えられることもあるので注意が必要です。上司に「この案件どうなった？」と聞かれた際に「ペンディング中です」と答えることもあります。
5.ブラッシュアップ（Brush Up）
「磨きをかける」「改良する」という意味で、資料やアイデアを改善する際に使います。プレゼン資料や企画書などをより良いものにする場面でよく用いられます。
- 「この提案書、もう少しブラッシュアップしよう」
- 「デザインをブラッシュアップして、見やすくしてください」
「作り直す」ではなく「より良くする」ことを指します。上司から「この資料をブラッシュアップして」と言われたら、内容を整理し、わかりやすく改良すればOKです。人は「期待を超えてきたもの」に「感動する」ので、常に上司の期待を上回れるように資料などを作成できるといいですね。
6.フィードバック（Feedback）
「意見を返すこと」「評価を伝えること」を指します。上司や取引先からの意見を受けたり、部下にアドバイスする際に使います。
- 「プレゼン内容についてフィードバックをお願いします」
- 「顧客からのフィードバックをもとに、改善を加えます」
フィードバックには「良い点・悪い点の両方を伝える」という意味があります。単なる指摘ではなく、より良くするための意見を伝えるのがポイントです。
7.スキーム（Scheme）
「計画」「仕組み」「戦略的な枠組み」のことを指します。ビジネスモデルやプロジェクトの全体設計を話す場面で使います。
- 「新しいビジネススキームを考えよう」
- 「利益を最大化するスキームを設計する」
企業の収益モデルや業務の流れを整理する際に使われます。単なる計画ではなく、「全体の構造」に焦点を当てた言葉です。
8.ボトルネック（Bottleneck）
「業務やプロセスの障害や遅れの原因」を指します。プロジェクトや作業の進行で、問題点を特定する際に使われます。
- 「この工程のボトルネックを解消しよう」
- 「業務フローのボトルネックを特定する」
ボトルネックとは、作業やプロセスの中で進行を妨げる要因のこと。例えば、申請フローの承認が遅い場合、それがボトルネックになります。
9.シナジー（Synergy）
「相乗効果」を指します。複数の要素はお互いに作用しあい、単体で得られる以上の効果を生むことです。ビジネスシーンでは異なる事業で協力して単一事業以上の売上を上げたり、異なる専門知識やリソースをもつもの同士が協力して成果を上げることを指します。
- 「A社との提携でシナジー効果が期待できる」
- 「新規事業と既存事業のシナジーを考える」
10.KPI（Key Performance Indicator）
「重要業績指標」のことで、目標達成度を測る指標です。経営や営業活動で成果を評価する際に使用されます。
- 「KPIを設定し、目標達成を目指す」
- 「売上アップのためにKPIを見直そう」
KPIは「この数値が達成できれば成功」と判断する指標のこと。例えば、営業なら「月の契約件数」などがKPIに、マーケティング部では「月のリードの獲得数」や「商談獲得数」がKPIになります。
また、合わせてKGI（Key Goal Indicator）も覚えておくと良いでしょう。KGIは「重要目標達成指標」と訳されることが多く、企業や組織が実施するビジネスの最終目標を数量的に評価するために用いられます。
「昨年対比120％の売上」など組織として最終的に達成したい目標を指すことが多いです。
まとめ：カタカナビジネス用語を正しく理解して活用しよう！
カタカナビジネス用語は、職場の会話やメールで頻繁に登場し、知らないとスムーズなコミュニケーションが難しくなることもあります。しかし、意味を正しく理解し、適切に使いこなせば、上司や取引先とのやりとりがスムーズになり、仕事の理解度も深まります。ただし、使いすぎると「意味が伝わりにくい」と思われることもあるため、状況に応じて日本語と使い分けることも大切です。
また、今回紹介したカタカナビジネス用語以外にも日常的に使われるビジネス用語は大量にあります。初めて聞いた時には、都度メモをして後で調べて意味を理解しておくことが、仕事をスムーズに進めるうえで、非常に大切だと筆者は考えています。ビジネスの現場で自信を持って活用できるように、正しく意味を理解し、ビジネスのプロになっていきましょう！
